南国土佐の清流仁淀川5月のカヌートリップ


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2007年5月2日(水)
 日中は、けっこう暑かった。1日中車で仁淀川の下見をした。明日からのゴールデンウィークにおこなう3泊4日のカヌートリップのためだ。南国土佐も夕方になると肌寒い。
スタート地点の宮の前キャンプ場でテントを張り終えて、はるみどんと酒を飲む。
他に2組キャンプをしていた。1組はファルトの2名だ。昼間佐川駅のベンチにいたやつらだ。荷物が自分の体より大きかったのでファルトでも背負ってるのかな?と思っていたらやはりそうだ。うち1人は、昨年の春、安曇野の万水川で会ったことがある。犀川との合流地で大きな天然わさびを見つけて喜んでいた男だ。彼らは、四万十川の帰りで明日から3日で仁淀川も下るとのことだ。荷物が大きくて佐川駅からタクシー2台でここまで来たとのことだ。夜になると風が強くなり酒を飲んでいても寒く早々テントに消える。

5月3日(祭日)
 朝から良い天気だ。夏日みたいだ。佐川駅には、大きなスーパーがある。ここでカヌートリップの買出しをする。けっこう時間がかかった。そして伊野駅に向かう。お客さんが来るのだ。駅に着くと「あらモロさん!」とゆう子さんが駅の小さな建物から出てきた。「田村君まだ駅にいるの。呼んでくるね。」これで2名。少し遅れて浅田ママ。これで全員集合である。田村君は2回目、でも川は初めて。ゆう子さんは、昔からの常連客。浅田ママは、前回の四万十川に息子と来ている。今回はシングル参加である。これにスタッフのはるみどんと俺。片手で数えられる人数である。
昨日のファルト男の荷物を見てたのか、皆リュックひとつと荷物が小さくみえた。その荷物をラクーンのトラックの荷台に積み、仁淀川橋上流の和紙でできたこいのぼりを見に行く。本当は、カヌーの上から眺めるつもりだったんだが、我々がこの橋にカヌーで下ってくる6日は、こいのぼり祭りが終わってしまうので今橋の上から眺めている。
橋の近くに紙の博物館がある。伊野町は、土佐和紙で明治初期から急速に発展した町で、毎年ゴールデンウィーク期間中は、澄みきった仁淀川に土佐和紙で作った紙のこいのぼりを泳がせているのだ。橋の上と川原には、観光客がたくさんいた。澄みきった川の中に和紙でできたこいのぼりが大小約280匹もいて皆パチパチと写真を撮っていた。我々は、人酔いする前にこの場を撤退した。全員トラックで佐川駅に向かった。佐川町には、司牡丹酒造本社があるのだ。並びに酒ギャラリーがある。ここでは、たくさんの司牡丹の試飲をさせてくれるのだ。運転手の俺は試飲できず店の中をウロウロ。「もう飲めない!酔っ払う!」と皆さん赤い顔。店のおばさんが勧めた限定酒<龍馬からの伝言>を買ってここも撤退する。次に我々が行ったのは、越知町にある落差34メートルの大樽の滝であった。
日本の滝百選の素晴らしい滝なれど、狭い山道を大きなトラックで行ったので酔いがサメテ気持ち悪かったようだ!そう狭くてカーブがきつくて何度か谷にトラックが落ちそうになるし、浅田ママは、長旅の後の車酔いで気持ち悪くて滝見てないし。
宮の前キャンプ場に明るいうちに着いた。昨夜と違ってキャンパーが多かった。ライダーグループやカヌーツーリンググループだ。トイレがきれいだし敷地が広いのでキャンパーが多くても気にならなかった。我々は、リバーサイドの丘の上に各自テントを張る。
今夜の食事は豪華なのだ。かつおのタタキと焚き火で干物(ニロギとほたれ)を焼き、それと先ほど買った司牡丹である。そして最後は、俺がここに来る途中で引っこ抜いてきた巨大な竹の子のバーベキュー。

5月4日(祭日)
 気持ちの良い朝である。今日も朝から良い天気だ。クーラボックスから缶ビールをだす。ブチュッと缶を開ける音に反応してはるみどんがテントからでてきた。しばらくボケーっと川を眺めながらビールを飲んでいた。この時間がいいんだ。が、あまりに短い。「モロさん氷買ってきて!」とはるみどん。トラックに積んできたママチャリで越知町に氷を買いに行く。四万十川にもあった氷の自販機があるのだ。100円入れると下のかごに氷がガチャガチャ入る。それをビニールの袋があるのでそれに入れてくればいいのだ。日本の全ての清流リバーサイドにほしいのが、氷の自販機とフルオープンの酒屋かな。
 キャンプ場に戻ると忙しくなってきた。昨夜の食器洗いにテント撤収、トラックからカヌー下ろしたり、カヌーに荷物を積み込んだり、トイレ、歯磨きしたり。前回の四万十川カヌートリップでは、この時間が3時間以上もかかったのになんと2時間以内ですませた。しかも荷物が前回より少ない。恐るべしラクーンの学習能力である。
 15FTのカヌー3艇で午前中出発、晴天である。スタートして最初のカーブの瀞場でこいのぼりならぬ生の鯉がたくさん我々を歓迎してくれた。(かってに我々はそう思った。)キャンプ場には、まだまだ出発できないカヌーグループが何組かいた。が途中の本村キャンプ場で腹がすいておにぎり食べていたら皆抜かされた。なに先はまだ長い。のんびり行こうぜ!放水口をすぎて真中に中州があり右と左にコースが分かれる。放水口下の瀬だ。左は、カヤッカーが2名で遊んでいる。左を通りたいんだが、荷物積んでの川旅。右のコースで行く。でも波わりと高しでタンデム2艇(俺以外皆タンデム)が水をもらう。瀬の下流で荷物下ろして水出し。面倒なので、ここで遅い昼飯にした。パスタだが、バーナーを出して料理にかかると、雨がポツリときた。そして食べる頃には、本格的に雨になる。食べ終わって荷物積んで再スタート。沈下橋をすぎて鎌井田大橋をすぎる頃雨は上がった。しかしここから今日キャンプする黒瀬キャンプ場までが長かった。幾度となくカヌーの上で舟を漕ぐ俺。
 4時すぎ黒瀬キャンプ場に到着。疲れた。そして眠かった。ここもトイレがきれいなのだ。しかしここもキャンパーは多かった。ほとんどが、カヌーの旅人である。食事するリビングは、川から近くにした。(荷物の移動が楽だからだ)でも各自のテントはバラバラであちらこちらに張った。川原が広いのでのびのびと使いたかったからだ。今夜のご飯は、簡単な鍋料理にした。雨は降らなかった。でも龍馬君(佐川で買った司牡丹のこと)どんどん減っていくではないか。事前の下調べでは、今回のお客さんは、あまりお酒を飲まないとなっていたんだが、「すいません、お酒ありますか?」スルスルと絶えずのびてくる田村君の手や、にこっとスマイルで、でてくるゆう子氏の手など明らかに計算間違いの俺。焦る。

5月5日(祭日)
 どんより天気の朝である。でも天気はもちそうだ。事前の下調べでは、今日は1日雨だが、皆疲れていたのか、遅い朝飯になった。出発も遅かった。我々が出発した時、キャンプ場には、1組しかいなかったのだ。でも2時間ほどで道の駅ならぬ水辺の駅あいの里に淀川に着く。ここに食堂があり我々の昼飯は、ここでコロッケ定食なのだ。とても田舎の味でおいしかった。すかさず生ビーをヤル。食後、隣りの酒屋にビールを買いにいく。あんまりやる気のない店だった。ばあちゃん一人と猫一匹でテレビをずーと見ていた。
 1時間ほど水辺の駅にいてカヌーに戻るとカヌーに座ったままコックリ舟を漕いでいるゆう子さんがいた。皆疲れてるんだな。さて今夜は温泉だ!と再スタートする。
 しばらく漕いで沈下橋を過ぎてから凄まじく川の水がきれいになる。やがて土佐和紙工芸村の建物が見えてきた。我々の最終キャンプ地がこの下の川原なのだ。工芸村は、道の駅になっていてトイレがフルタイム使える。夜8時半までなら温泉にも入れる。それとこの川原には、川から独立した池があり小魚がたくさんいて釣りすると面白そうなのだ。なにもかも面白そうに思えたのだが、なんと雨になったのだ。しかも本格的にだ。ここで我々は、始めて大きなタープを張る。そして個々に温泉に行く。久しぶりの風呂なので気持ちが良かった。しかしキャンプ地に戻ると雨は激しくなりいわゆるドシャブリになった。
 皆タープの下で小さくなっての食事になった。ポトフ風のうどん鍋である。寒いので龍馬君(司牡丹)が大人気である。どの県に住みたいのか?などの話で盛り上がる。高知が良いという人が2人いた。仁淀川に四万十川や土佐の海、野菜がうまいなどで人気があった。俺は、山菜が採れるときは、奥利根だし、夏は高原に住みたいし、でも冬は南の海が、、、だめだ!考えがまとまらん!早々とテントに消える。でも夜中も雨は凄かった。

5月6日(日)
 川の増水が気になり4時頃目がさめる。思ったほどの増水ではなかった。でも雨はずーとドシャブリだ!今回テントは、モス、モンベル、ダンロップ、スノーピークと様々なメーカーのテントなのだが、なんか雨の耐久テストしてるみたいだ!などとすることがないのでタープの下でビールを飲みながら眺めていた。やがて少しずつ明るくなってきた。
 1人また1人と起きてきた。タープの下で朝飯食べてからやれやれ撤収だ!
雨の日のテント撤収は、気分がのらない。まして昨夜、かみさんから借りてきたデジカメ壊してしまったのだ。足でふんずけちまったのか液晶が割れているのだ。家に帰るときの玄関突破はどうするんだ!などと俺いっきにブルーになる。浅田ママがここでリタイヤする。工芸村フロントに宅配の手配をしてここでバスで帰ることになった。残った我々は、なんか重いパドリングでスタートする。しばらく漕いで左にキャンプ場が見えてきた。その対岸側に通称釧路川なるバイパスがある。距離は短いのだが、気持ちの良いコースで、元気な気持ちになる。そしてゴールの仁淀川橋が見えてきた。雨で人影もなく3日のこいのぼり祭の賑やかさはなかった。そしてゴールして雨も上がった。あれ、なんなんだい。
ゆう子さんと田村君は、ここから伊野かんぽ保養センターで風呂に入ってから帰ることになった。俺とはるみどんは、近くの駅で電車で佐川へ行く。宮の前キャンプ場に置いてきたトラックをとりに行くのだ。このあとはるみどんは、佐川の酒ギャラリーでしこたま司牡丹その他いろいろと買い込んでいた。
帰りは、フェリーで本州に入り、来年のGWのための宮川に下見だ。カメラはファインダーを見て撮影できると言われたが・・・

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