カヌーの後で、SLの汽笛を聞きながらのお茶のソフトクリームは、疲れた体に心地良い〜

3月20日(土)ショック! キャンプ広場が使えない!

3月の3連休、天気は、今夜から荒れるみたいだ。海や山など行くのは控えるようテレビなどで呼びかけてるのに、道路は混んでいた。

我々は、奥大井にトラックを走らせていた。我々とは、俺とはるみどんである。

明日千葉から三木さんとユキさんが来ることになっている。

久々の大井川なので下見兼ね前日にやってきたのだ。

 車でいろいろ見て回り夕方になる。雨が降ってきたので、いつもキャンプする前山グリーン広場に行く。ここにはアズマヤがあるのでここで飯にすることにしたのだが、真っ暗でだれもいない。周囲を威圧するように看板がある。

「ここはキャンプ場でない。夜7時以降ここに立ち入るな!」

「マナーの悪い人がいたので使用禁止とした。」と書いてあった。

川原にも同じような注意書きの看板が立っていた。しかも場合によっては、警察に通報するとも書いてある。

今夜は、天気が大荒れになるから、ここのアズマヤで夕食後、車中泊の予定だった。

が、はるみどんが、「なんかここ薄気味悪いから千頭の道の駅に行こう」と言いだした。ここを後にする。

俺が初めて奥大井川に来た時、このアズマヤで野宿した。朝起きると近くまで猿がきた。長いつり橋があり対岸にアルプスあぷとライン(トロッコ鉄道)の両国駅があり車庫になっていたので、朝のトロッコ鉄道の入れ替えが、機関車トーマスを見ているようで、楽しかった。すっかり気に入った俺は、大井川に来るといつもここで、キャンプした。

その後、トイレが新設され、水場も良くなり、テント1張り1,000円がかかるようになった。でも集金に来るおばさんたちが愛想良くて楽しかったのだが。

清流日本一になったこともある三重県の宮川を下った時、とてもきれいな公園でキャンプした。あとから来た数十人の若者が宴会をした。朝散歩で俺は、やつらの残していったごみのすごさに驚いた。

利根川にある公園にも最近マナーの悪いBBQの人に困っています。と書かれた看板をみた。しかし!しかしである。

俺の20年にわたっての楽しかった歴史の広場が、こんなかたちで追い出されるなんて!

悲しいよ!俺!

3月21日(日)

夜の大嵐カミナリがなる。いつもカミナリをとばす人が、カミナリを怖がっていた

車中泊で正解であった。日付が変わるあたりから大嵐となった。朝7時を過ぎやっと雨はやんだ。持ってきた自転車で川を見に行く。川幅が倍になっていた。濁流である。しかしそれよりも気になるのが、今日の風だ。この風でカヌーは無理だ。

千頭の道の駅にカナディアン2艇積みの車が入ってきた。三木さんだ。都心でも風が強かったとのこと。ラジオから流れてくるニュースでも、強風で電車が止まっていると言っている。要するに今日のカヌーはやるなと天の声だ。迷わず我々は、奥大井を観光することにした。

八木キャンプ場前の国体で使ったカヌースラローム会場と接岨湖でのカヌーレーシング会場など見ながら接岨峡に行く。東京ではまだ咲いてない桜がとても綺麗だ。

川根本町資料館やまびこに入館する。ここで鉄砲堰の昔の映像を見ることができた。

上流の山々の木を川を使って下流の町に流すやり方である。大井川の出材は越中式鉄砲堰というやり方である。今まで展示模型など見てもピンとこなかったが、映像を見てよく分かった。堰で水を貯めて集めた材木を堰壊して一気に流すのだ。こんなときカヌーしてたら死にますね。

温泉で温まってから千頭の川原に戻ってきた。新品の大型テントを慎重に張る。時々突風がきてひやっとしたが、夜になると風も収まり4人新品テントで宴会となり、しこたまキンキンに冷えたビールを飲んだ

3月22日(祭日)

汽笛と抹茶ソフト

トラックにカヌー5艇のせる。天気は良い。あまり川の水位(水量)は変わってない。

三木さんたちは、まだ寝ていた。はるみどんは、朝飯の準備。俺は、トラックで川の上流

川根小山に行く。ダムから放流のサイレンが不気味だ。

川根小山の吊橋上流に車が数台置ける川原がある。トラックをここに止めOC−1をおろす。

今からキャンプ地までくだる。下見であるが、仕事として下ると辛いかも知れないのだが、俺みたいなカヌー馬鹿は、人より一本多く下れるのでもうけものと思い、最近のツアーでは、喜んで下見している。俺にとってビール飲むのと同じくらい楽しい時間なのだ。

水量が多く、流れも速いので40分でキャンプ場に着いた。みんなは、焚火などしてのんびりしていた。アルプスあぷとラインの出発時間が、1時間先だったのでのんびりした朝飯になった。そしてパドル持ってカヌースタイルで、アルプスあぷとラインのトロッコ列車に乗りこむ。トロッコ列車は、観光客で混んでいた。大井川に沿ってゆっくり走る。

先ほど下見してきた俺は、窓から川に向かって「三木さん、あの瀬は左ね。あそこの波けっこう高いけど右ギリギリ通過で大丈夫だよ」などと得意になって叫ぶ。いきなりたくさん説明受けても覚えられないのは、わかっていたが、つられて窓をチラ見する観光客の反応が楽しかったんで叫び続けた。迷惑な男である。

4つ先の川根小山駅で降りたのは、我々だけであった。吊橋渡って対岸にあるトラックからカヌーをおろす。4人4艇、全員ソロである。いつもより流れが速いので、瀬を慎重にひとつずつクリアしていく。寸又川合流まできた。ここから水量が増えるが、難しい瀬はほとんど終わっていた。あとは、川根両国手前の大きなS字のコースだ。増水のため川が2本になりさらに3本になっているところだ。ここをクリアすれば、あとはゴールの千頭駅だ。朝の下見で俺は右岸よりの川を下ったが、カーブの最後、右からでてる大きな岩に流れが当たっていて難しいと思ったので、左岸の川を下ることにした。

左岸いっぱい通れば大丈夫だ。後を振り向くと俺の後ろにユキ艇、その後ろにはるみ艇、最後の三木艇が膨らんでいるが、三木さんなら大丈夫だろうと前方に顔を戻すと、後方からはるみどん「三木さんが沈!」再び振り向くとカヌーの底と泳いでいる三木さんがいた。朝下見していたのであわてなかった。なぜならこの先のカーブ外側がとても浅いのを知っていたのだ。ユキさんが、左岸に付けるのを待ってからひっくりかえったカヌーを追っかけた。このレスキューは、簡単であった。こつん、こつんと浅瀬に誘導するだけだ。

艇の回収が終わって再出発。あと一か所両国駅手前カーブでヒヤッとしたが、全員無事千頭駅前にゴール。

我々は駅前のソフトクリーム屋へ「川根茶2本」と俺。「なんですか!それ!」と三木さん。「川根茶で作ったソフトクリーム。川根茶とはここのお茶だよ」と得意になって説明する俺。「じゃ、我々もそれにします」

駅にSLが来ていて観光客が騒がしかった。汽笛を聞きながらのソフトクリームは、疲れた体に心地良かった。もう春だ。

来年、桜咲くときまた来ようと思う。そのときは、三木さんリベンジかな・・・


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2010年3月 桜咲く 大井川