2009年11月 いろりの里 大平宿にやどり、あばれ天竜を下る

11月21日(土)あばれ天竜が牙をむく。
 11月の3連休は、寒くて天気が悪いとさんざんテレビの天気予報で聞かされていたのだが、良いではないか。
今回は、
JR飯田線市田駅に11時集合だ。
イノシタさんハシモさんが車で、クラモチさんが大型バイクでやってきた。
常連さん3人と俺とはるみどんの5名で市田から約8キロ下流の弁天橋まで下るのだ。
すでにカヌーは市田に置いてある。前日、俺は飯田に宿り、今回のコースをカヌーで下っている。
明日の鷲流峡はともかく今日のコースは、なんら問題はないはずであったのだが。


 いつものようにビールで乾杯後、スタート。すぐに、川は右左二手に分かれる。その中央にブルドーザーで作業しているあんちゃんがいる。このあんちゃんから、昨日左の川を下るよう指示されていた。右に行くとそのまま工事現場に突入するからだ。ここも問題なかった。波高ではあるものの、陽気にみんな下って行った。
 そしてまさかのひとり沈。問題なく俺は、いつものようにレスキューにむかった。
 「やっちゃいましたね。大丈夫ですか?左岸でカヌーをあげましょう。」とカヌーに近づくと、なんと大きくカヌーが割れ大破しているではないか。通常水位でも暴れ天竜である。過去ラクーンは、天竜でかなりカヌーを壊している。初日から牙をむいてきた。下流の阿島橋に大破したカヌーを置いてツアーは続行。
 弁天橋下流にゴールして近くの温泉に皆が入っている間、俺は大破カヌーを回収し、飯田の町に今宵の宿の鍵を借りに行く。
 今夜からの宿「大平宿」は、信州木曽路と伊那谷を結ぶ大平街道の中央アルプス小盆地の中間地で、飯田市の水源地でもある携帯が繋がらない山中にある。昭和45年から無住の里になっている。ここの山家一軒を借りるのだ。
 町の中心部にある、NPO活動法人「太平宿をのこす会」で鍵を借りる。飯田の町は、道が碁盤の目みたいになっていてわかりやすいと言われているのだが、前日から来ていてもどうも慣れない。大平宿は、飯田の町から大平街道をまっすぐ19キロの狭い山道を上がっていくのだが、高度は1000メートル以上もある。
 駐車場の近くの家を借りた。明治初期に建てられた山家だ。中に入ると中央にいろりがある。奥に4つほどの部屋があり、風呂と土間付の台所があって良い雰囲気である。
 トラックに積んできたマキを家に運ぶ。あれれ 皆遅いなあ。携帯がつながらないところなので、今どこまで来ているのかわからん。いろりに火をつけビール飲んでいると、皆やってきた。温泉の後、はるみどんがしていたとか、車にナビが付いているのに飯田の町で道がわかんなくなったとか、いろいろ遅くなった訳を述べていた。いろりの前で、火をいじって飲んでいるとそんなことどうでもよくなる。 心が、おおらかになってくる。昔の家ってなんでこんなに気持ちがいいのだ。 いつもなら夜の食事前は、戦闘モードになり、はるみどんから激声がガンガン飛んでくるのだが、今夜は平和である。メニューは、爆弾で、いろりを囲んで飲んでいるとイッチャンがやってきた。明日から参加の常連さんである。酒がうまい。しかしいつしか寝袋に飛び込み泥のように寝てしまう俺。

11月22日(日) 天竜川の弁天さまにハイタッチ
 朝寒くて、なかなか寝袋から出られなかったため、遅めの朝飯だ。 まっつん、ミキさんとユキさん、それとカナデイアンカヌーJPのまっつん、お兄ちゃんとかおりさんが今日から参加した。昨日ゴールした弁天橋下流に行き、スタート。
人もカヌーも今日は多い。弁天から時又までのコースは、距離は短いのだが、鷲流峡がある。波高ウエーブが連続して水流が早く、沈すると、トロ場が少なくけっこうやっかいだ。
天気も雨は降ってこそいないが、寒い。できれば水の中に入りたくない。と誰もが思う。

水神さまにお願いするしかないな・・・

 水神橋下流右岸で休憩。水神さまに手を合わせる。その下流、川の中からお尻のような岩が出ている。桃尻岩と呼んでいる岩で、水位によっては、川からお尻を出した女神さまのお尻に見えるのだ。今日のメンバーに女性が3人もいる。女神さまが、やきもちを焼くと、また天竜の牙を見ることになる。またまたカヌーを壊すやも知れない。
よし、お尻に心をこめてタッチだ!カヌーで近づくと岩近くで流れが微妙でうまく触れない。再度漕ぎ上りタッチ、
ひんやりすべすべだったと思う。これで大丈夫だ。

 南原橋に突入。入口で水をもらうカヌーもあったが、とりあえずOK。ここから赤い橋(天竜橋)までが、鷲流峡といわれている暴れ天竜コースなのだ。三か所ほどやばいところがあったが、全員クリア。ありがとう女神さま、水神さま。


 なんとか持っていた天気もここで雨がパラパラしてきた。ゴール後、飯田の町の温泉に行ってもらっている間俺は、食材とマキを買い、遅れて大平宿に戻る。なんと雪が降ってきた。先発グループが、いろりに火をつけていたので家の中は温かかった。そしていろり囲んでの宴会が始まる。今夜も郷土料理の「おたぐり」「ゆべし」が美味いと大好評。
なんて昔の家は、楽しいのだろう。

 今夜も酒がすすんだ。そして爆睡。

11月22日(祭日) 天気がいいぜ!
 昨夜の雪がうそのように朝から晴天なのだ。表で散歩していると車が1台きた。ケビパさんだ。昨日二人(イノシタさんとハシモさん)が帰ったが、今日から二人とわんちゃん3頭参加である。今日のコース(時又〜唐笠駅)は、のんびりコース。なにもアクシデントはあるまい。桃尻タッチがないのが、残念ではあるが。
 すでに大平宿に全員そろっているので、朝飯はゆっくり食べた。家をかたづけゴール地点の唐笠駅に行く。こんなカヌー日和に、天竜で他のカヌーのグループがいないぞ。
 天竜峡のライン下りは観光客でいっぱいだった。紅葉が奇岩とマッチして美しい。
 ゴールの唐笠駅でおしることお餅を食べ解散。天竜の川旅が終わった。

 さて来週は、スラロームカヌーのメッカである青梅市御岳を下る川旅である。
暴れ天竜は終わったが、御岳も流れは速いしカヌーが張り付く岩多しで気が抜けないところだ。
帰ったらうまいビール飲んで体を休め来週に備えよう。

 しかし、なぜかラクーンは、寒くなると過激な川に行くのである・・・

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