2009年春 南伊豆カヌー&トレッキング

始まりはここから・・・
伊豆下田駅から車で10分くらい南下した吉佐美に、カヤックリゾート・ワンダフルワールドがある。オーナーの石橋さんとは20年以上の友人である。茨城の那珂川から10年前ここにワンダフルワールドを設立、そして「モロさん、カヌー1艇買うからもって来て!」俺はオールドタウンのアパラチアンを車に乗せ納品した。今から10年ほど前、まだオールドタウンカヌーの販売を行っていた頃のことである。
それから、毎年カヌーで初日の出を見るツアーなどお世話になっている。

今回のカヌー旅は、ワンダフルワールドから弓ヶ浜へのトレッキングが1日、青野川上流からカナディアンカヌーで弓ヶ浜海岸まで漕ぐ1日のカヌーとトレッキングのキャンプ旅である。

3月21日(土)

朝から良い天気であった。昨日は明け方から激しい雨であった。雨やら強風など南伊豆に来ると、今まで幾度となくやられてきたので、今日の天気はありがたかった。赤シャツ男Mさんが起きてきた。Mさんは新聞の情報コーナーからのご参加で、昨日の雨で残念ながらカヌーは中止。昨日は激しい雨の最中、赤い車でやってきて「こんな雨の中なにもしたくないんです!」ということで、昼間から三人で宴会となった。三人とは、Mさんと俺とはるみどんである。時々オーナーの石橋さんも加わった。Mさんにとっては、酒&トレッキングの旅となった。赤が好きなのか、車も赤、今朝は赤シャツで朝飯を食べている。そして昨夜からご参加のトモコさんとHさんも起きてきた。二人は、一週間前のパドリングスクールに、鯛を差入れてくれたが、昨夜も途中で立ち寄った地ビール屋さんのたくさんの高原ビールとつまみを持って来てくれた。昨夜中に、ほとんどが各自の体内に吸収されてしまった!
 今日からの参加者は、あと3人である。新聞情報コーナーから参加のタケダさん親子とカヌーの経験は、四万十、長瀞と経験あるスミコさんである。スミコさんは、電車で来るので、下田駅までワンダフルワールドの軽自動車で迎えに行く。三連休で天気が良いせいか駅は観光客でごったがえしていた。スミコさんは初対面であるが、すぐにわかった。カヌーが好きな人って、何かオーラがでているのだ。20年もラクーンやっていると見分けができる。スミコさんを軽自動車に乗せ戻るとタケダさん親子も来ていた。先に弓ヶ浜に車を置いてからトレッキングスタートとなった。海はサーファーがかなり出ていた。天然の白砂が作ったサンドスキー場は家族連れでごったがえしていた。我々は海が作り出した奇怪な岩や小さな入り江の透明な海に感動しながら歩いた。

田牛から遊歩道になったので歩きやすかった。盥(たらい)岬手前の海岸で昼飯にした。晴天の海を前にグィッとビールを飲みたかったが、ゴールで車が待っているのでそこはグッと我慢。
盥岬では多くの島々が見えた。伊豆七島もうっすらと見える。盥岬を下ると弓ヶ浜である。名の通り弧を描く白浜の美しいところで、砂浜の美しさは国内でも屈指といわれている。弓ヶ浜海岸のはずれに漁業組合の直営店がある。今夜の夜の食材をここでそろえていたらタケダパパさんがサザエを指差し「予算的にどうなんですかねえ?私はこれが大好きなんですよ。何とか入れてくれないですかね?」俺のとなりにいたはるみどんは無反応である。予算がどうのではなく彼女はサザエが嫌いなのだ。でもタケダパパの目力にサザエを買う俺。今夜は海鮮
BBQなのだ。お客さんは、フリータイムなので温泉行ったり買い物したりでワンダフルワールドに戻っていった。俺とはるみどんは、スーパーに買い物。車の中で「なんかサザエ買うとき、ものすごくニコニコしてむかつく!」と機嫌がわるい。ラクーンツアーの食材にある野菜が少ないのもはるみどんが嫌いだからだ。   はるみどんが嫌いな食材のほとんどが俺の好物でもある。したがって買い物はたいていもめる。

 暗くなって海鮮BBQが始まった。網の上にサザエが登場したときタケダパパをはじめ、お客さんは上機嫌であったのは言うまでもないが、息子のユウキ君は、あら汁が気に入ってくれて何杯もお替りした。
酒好きの
Mさんは弓ヶ浜で一足先に帰ったが、今夜も皆さん良く飲んだ。

3月22日(日)

 朝早くからはるみどんは、チャッチャッと動いていた。昨夜の宴会の片付けと朝飯準備などである。俺は、リッキー(ワンダフルワールドの大型犬)が、散歩に行けとうるさいのでオーナーに代わり、海岸まで散歩していた。「いつまで散歩にかかってんの!朝はいそがしいのに!」とミサイルが飛んでくる。昨日と違い、今日は天気が崩れそうなので早めにスタートしたいんだが、昨夜の飲み疲れなのか皆起きてこない。

 朝飯終了とともに青野川上流の菜の花畑に行く。昨日まで賑わっていたのに、今日は天気のせいか閑散としていた。ここからカナディアンカヌーを下ろし、弓ヶ浜を目指す。空の色は今にも雨が降りそうでかつ向かい風だ。弓ヶ浜大橋を過ぎると、両側にたくさんの船が係留してある。その船で作業している漁師が、はるみどんと話をしている。漁師のジェスシャーで海が荒れていることを話しているのがわかる。昨日サザエを買った直売場下でカヌーを係留しておやつタイム。この先は海だ。うねりが無いのが気持ち悪かった。ついフラフラっと、先に進みたくなるくらい、波なしのフラットだからだ。やがて沖合いから漁船が近づいてきた。沖を進む漁船はかなり揺れている。そして我々の前で波を立てないようにうまく停止した。

漁船の窓が開いて「海が荒れている。湾から出るな!」
「ここで引き返す!」と我ら
「この船で引っ張ってやろうか?」それは断る。

そして漁船はまたうまく波を立てずに発進していった。暖かい気持ち良さが心の中に入ってきた。カヌーを出した菜の花畑まで漕ぎ上りカヌーは終了。本当はここで昼飯であったのだが、天気が心配だったのでワンダフルワールドに戻り昼飯にした。名残惜しいがこれで解散である。そして帰路は雨だった。

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